golf range

南国フィリピンで、日本人がするスポーツと言えば断トツで「ゴルフ」!

1年を通して温暖な気候だからこそ、存分に楽しめるスポーツ。

Golf driving range

そう、フィリピンは何と言ってもゴルフ天国。タイなど他のアジア諸国でも共通点はあるかもしれませんが、フィリピンのゴルフ場のプレイフィーは、だいたい3,000ペソ(約6,400円)くらいのところが多いです。

日本だと、週末は1万円~1.5万円、高いところだと2万円程するところもあるので、それと比較すると非常に安く感じます。

フィリピンでゴルフを始める日本人も多いですが、コースデビューの前に、まずは練習。

メトロマニラ内にはいくつかゴルフレンジ(練習場)がありますが、その中でも日本人が多く住むマカティ市内からアクセスしやすい、オススメの場所をご紹介します。

日本と違う練習場風景

まずフィリピンの練習場は、日本と違う風景が広がっています。

日本の練習場ですと通常、受付で手続きの後に指定の打席へ。そしてボール販売機でボールをカゴで買うか、自動でボールがティーアップされるかだと思いますが、なんとフィリピンでは人がボールを置いてくれるんです!

Golf driving range

まず練習場に着くとティーガール又はボールガールなるスタッフが待っていて、彼・彼女らが空いている打席にゴルフバッグを運んでくれます。そしてボールも彼女たちが運んでくれ、打席に入りクラブを構えると、ボールをマットに、まるでわんこ蕎麦かの様にどんどん置いてくれる仕組みなんです。

終了後、打席代と彼女たちへのチップ(相場50-100ペソ)を払います。日本でゴルフをしてきた方は最初びっくりしますし、慣れるまでボールガールが気になってしまうでしょう・・でも慣れてしまえば大丈夫!

マカティ近郊の練習場

Philippine Army Golf Driving Range

Golf driving range

マカティと同じく日本人や外国人駐在員が多く住む、ボニファシオのタギッグエリアにあり、陸軍基地内にあるドライビングレンジ。

こちらはレンジの横にショートコースもあり、ショートコースを回ってから練習するのにも便利。

ドライビングレンジは50打席くらいあり、250ヤードと広く、人気です。

住所:Bayani Road, Taguig City

営業時間:06:00–20:00

料金:300ペソ/1時間(マットあり)250ペソ(マットなし)

Villamor Golf Driving Range

Golf driving range

マカティ市の隣、空港にも近いパサイ市にある練習場。

打席は2階席まであり、また打席自体がArmy Golfより広めだが、料金は少し上がる。

夜遅くまで営業しているので、仕事帰りにも行けるのが嬉しいところ。

こちらもゴルフコースに併設されたドライビングレンジである。

Army(陸軍)に対して、こちらは空軍のパブリックコースだ。

住所: Golf course, Pasay, Kalakhang Maynila

営業時間:05:00–22:00

料金:350ペソ/1時間

また、練習場内には何人かのコーチがおり、レッスンをお願いする事が可能。

レッスン費用の相場は、1回700ペソ(約1,500円)。

もし1度コーチのレッスンを試してみて良かったら、次回以降はパッケージプランでお願いするのがお得。コーチによって多少の違いや交渉次第なところもありますが、1.5時間✕10回で7,000ペソ(1.5万円)位な事が多いので、日本よりこちらもお得!

ただもちろん指導は英語になるので、最低限の英語が分かっていないと難しいところも。

シュミレーションゴルフ

1248 Golf Club

Golf driving range simulation

そして、ゴルフレンジではありませんが、最近人気のシュミレーションゴルフも練習にはもってこい。日焼けを気にせず、疲れる事なく、ゴルフコース気分を味わえます。

マカティ市内にもあるので、夕方〜夜の渋滞が激しい時など、近場のシュミレーションゴルフで練習・・というのもオススメ。

コンピュータで作ったゴルフコースを大画面のスクリーンに映し出して、それに向かってボールを打ちます。

コンピュータはその打ち出されたボールをセンサーで確認し、ボールの角度やスピードなどから瞬時に計算して、スクリーン上に反映します。

実際に、クラブを握ってボールを打ちますし、池やOBもあり!

住所:メトロマニラ・マカティ・ブルゴス、ポブラシオンエリア

営業時間:午前11時から午前3時

料金:人数・時間によって 500 – 800 ペソ

なぜ、フィリピンのボールは機械じゃないのか

余談だが、なぜフィリピンはボールを自動の機械からではなく、手動にしているのでしょうか?

クラブを構えた客の前に座り、器用に土を盛り上げてゴルフボールをのせていくのは大体が若い学生たち。ティーンエイジャーを中心に百十人の若者らが働き、ゴルフ場で決められたそれぞれの制服のTシャツを着て、黙々とティーアップの仕事をこなしている。

利用者の支払い代金の数パーセントと、別で貰うチップが彼らの給料となります。

営業時間の午前七時から午後十時までいて、平均で付くお客さんは3〜4人だそう。一日の平均収入は200-300ペソで、1ヶ月で3,000-4,000ペソほど。

あるドライビングレンジのマネージャーは、”ティーアップ設備を導入してもいいけれど、彼らの収入源を奪うわけにはいかない。学費を稼ぎ家計を助けたりしているみんな真面目な少年少女だから・・”と話します。

平均年齢24歳という若さの国、フィリピン。労働者の需要と供給が追いついていない現実問題。

練習場に行ったら少なくとも100ペソはチップをあげたいですね。

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